中学生、高校生の地下アイドル活動に対する保護施策

『地下アイドル』とはメディア等への露出をせずにライブハウスや地方でのライブ活動等を中心に取り組むインディーズアイドルの総称です。
『地下アイドル』は、芸能を夢見る子どもや若者が参入しやすくなった反面、様々な問題が指摘されるようにもなっています。

中学生、高校生(以下中高生と称す)は未だ成長発達の過程にあり、芸能活動は時として過酷なものであり心身に与える負担は大きいものがあります。

過密なスケジュールなど過酷なアイドル活動で心身の健康を害してしまい不本意な形でアイドル活動をあきらめることになったり、アイドルを辞めた後のセカンドキャリアへ悪影響が生じたりすることが懸念されます。

また、中高生においては将来を見据え学業との両立が求められます。学業を受ける機会が保証されなければなりません。また、高校への進学や大学への進学など将来の展望も視野に入れる必要があります。

そのような観点から未成年者が安全で健康的なアイドル活動ができるように、すなわち 芸能活動と心身の健康や学業との両立について 下記の配慮を行っています。

 

具体的な保護施策

労働基準法その他都道府県条例、判例などにより、中学生は20:00以降の出演はできません。ただし高校生は22:00までですが、 中学生がメンバーにいれば実質ユニットとして の活動はできません。また、行いません。

・一般の成人アイドルのように平日も出演があるようなスケジュールは組みません。 最大でも週末の出演にとどめ、やむをえない場合のみ平日の出演を行います。

・スケジュールは事前に承諾したものだけであり、一切の押しつけはありません。

・ライブ出演、レッスン、宣伝活動などで拘束する場合は、原則として6時間を超える拘束はありません。

・ライブ出演、レッスン、宣伝活動などの場合は食事の提供などを除き、自宅から現場まで直行直帰を原則とします。

・ ライブ出演後は自宅への最寄駅まで付き添います。

・アイドル活動で知り合った外部の人間との接触は一切認めていません。(友人知人との交友は自由です)

・体調が悪い場合は本人の意思にかかわらず出演はできません。

・学業の優先に努め、学内試験、進学試験などの場合は受験勉強の期間休むことができます。または受験にそなえ強制的に休ませることがあります。

・その他文化祭など学校行事の場合も同じです。

・その他公序良俗に反する活動は一切行いません。